· 

なぜ自宅での訪問相談やお世話が必要になるの?

はじめまして。Con tutti-コントゥッティ-スタッフの桐村(きりむら)です。

Con tuttiではこちらのブログページを通して、今後さまざまな情報や私たちのお仕事をご紹介していきます!

このブログ記事は「マイベストプロ神戸(神戸新聞)」のHPでも公開中。

取材記事も掲載されています。ご興味がある方は下のボタンをクリック!

Con tuttiができること

さて、私たちはわんちゃんやねこちゃんと暮らす飼い主さんのご自宅で行う

〇 訪問カウンセリング

〇 訪問ケア

をメインにお仕事をしています。

 

カウンセリングと言うと難しそうに聞こえますが、

「獣医さんに聞くほどではないのだけど、爪切りや耳掃除、お薬のあげ方までゆっくりと気軽に相談したいな」

「うちの子は足腰が弱ってきて介護が必要になったのだけど、お家での過ごし方やお世話の方法でもっとやりやすい方法はないかな?」

といった健康な子のケア方法から、介護や病気の看護が必要になった子の相談まで気軽に受けています。

 

訪問ケアも、

● 飼い主さんのお留守番時のお世話(食事・トイレ・運動など)

● 飼い主さんの病気やケガで行けなくて困っているわんちゃんのお散歩代行

● 通常のペットホテルでは預かりが難しい介護が必要なわんちゃん・ねこちゃんのお世話や見守り

など、ご要望に合わせて行っています。

 

こういったことをご依頼いただく中で私たちが大事にしているのは、「動物看護師であること」です。

 

「動物看護師って動物病院の中のスタッフじゃないの?」

「さっきあげていたお仕事って動物病院の中じゃできないの?」

という声もいただくことがあります。

 

そこで、今回はまず初めに「なぜ私たちCon tuttiスタッフが訪問ケアのお仕事を始めたか」をお伝えしようと思います。

1対1でお話する時間の大切さ

動物病院で飼い主さんとお話している時に、

「本当はもっとゆっくりと話せたらいいのにね」

という言葉をいただくことがたくさんありました。

 

受付で、診察中の何気ない会話の中で、待合室で…

シニア教室を開催していた時には、「獣医さんに言うほどじゃなかったけど、本当はどうしたらいいんだろうと悩んでいたことはたくさんあったの」と感想をいただいたこともあります。

 

ごはんのことや普段の介護の方法、過ごし方などの相談を受けているうち、私たち自身も「動物病院の中だけでお話をすること」に限界を感じてもいました。

 

● 毎日の動物看護師として必要な院内の仕事

● 院内のスタッフへの指導

はもちろんのこと、他の飼い主さんへの対応も行うので、たった1人の飼い主さんに割くことができる時間はさほど多くはありません。

 

また、動物病院とお家の中で過ごす時の動物たちの姿の違い・環境の違いから、想像の上でしかアドバイスできないという難しさもありました。

 

こういったことを解消できるのは、私たちが動物病院を飛び出して「たった1人の飼い主さんのための時間を作る」ことだと思ったので、動物病院の中のいち動物看護師を卒業しようと思い立ちました。

あえてお家で動物たちに過ごしてもらうメリット

訪問でのケアも毎日いろいろなわんちゃん・ねこちゃんと接する中で痛感してきたことが理由です。

 

入院やペットホテルでお預かりする子たちの多くは緊張してしまい、

● トイレを我慢してしまう(特にねこちゃん!)

● 性格が変わってしまう(怒る・攻撃する など)

● 病院に来るのが苦手になってしまう

というデメリットが発生することがとても多かったものです(悲しいながら…)。

この猫は私の愛猫「ひのき」ですが、外出が大嫌いで動物病院でもいつも大緊張する子でした。

これは診察の場面で台の下に逃げ出した図ですが、私が病院のホテルに預けた時は慣れるまでにやはり1日では足らず、排泄をかなり我慢してしまっていました。

 

また、せっかく可愛がってくれる同僚たちに「シャーッ!」と怒って噛んだこともあると聞いています。

 

これは他の飼い主さんのわんちゃん・ねこちゃんも同じで、飼い主さんのいない見知らぬ(慣れない)環境で過ごすことが体にも心にも大きなストレスになることがあります。

そして、ホテルでは元気でも帰宅後には疲れからか体調を崩す子もいます。

 

こういった経験から私たちCon tuttiスタッフは、飼い主さんの留守中でも、あえて動物たちがお家で過ごすことを優先しても良いのではないかと思うようになりました。

病気で目を離すことができず、獣医師に容態を細かくチェックしてもらわなければいけない入院ホテルの状態を除き、お家でゆっくり過ごせることを大切にしていきます。

介護が必要な老犬・老猫だってお家が好き

シニア期の動物がお家にいるご家庭でも、訪問介護制度があれば飼い主さんの手助けをたくさんすることができます。

 

「ゆっくり買い物に行きたい」

「夜鳴きで最近眠れていないから、ゆっくり体を休める時間が欲しい」

飼い主さんが気分転換をするための時間、体調を整えるための時間を、きちんと訪問介護をしてくれる人がいれば十分とることができますよね。

 

24時間ずっと一緒にいることは、確かに飼い主さんとしてはとても素敵なことです。

けれども、動物看護師としていろいろな介護をしている飼い主さんと話して、接してきた限りでは、ずっと介護のことだけに向き合わないといけない人は身も心もどんどん疲れていっていました。

動物病院スタッフではそのサポート方法にも限界があり、「飼い主さんが介護から一休みする時間」をなかなか作ってあげられないことにやきもきしたものです。

 

訪問での介護相談やお世話ができると、

● 実際にお家の環境を確かめた上でアドバイスできる

● 飼い主さんが動物を連れ出す大変さがない

● 自宅にあるいつもの物品を使って掃除・お世話をするので新たな準備物はいらない

● シニア動物にとっても自分のお気に入りの場所で眠れる・食べられる

といったメリットがたくさん現れます。

 

飼い主さんの外出時に訪問スタッフが入り、帰宅と同時にバトンタッチするように入れ替わることで、要介護の老犬・老猫から目を離すこともありません。

 

もしも

「自分ひとりでの介護が辛い…」

「頑張れない私はダメな飼い主なんじゃないか…」

と悩んでいる方がいれば、ぜひこういったサポートを取り入れてみてほしいなと強く思います。

 

 

 

訪問することで得られるメリットはこのようにたくさんあります。

もちろん他人であるスタッフがお家に入ることになるので、メニューを利用してもらう時には事前のカウンセリングを行い、立ち入る部屋・使用して良いもの・鍵のやり取り・動物のことを細かくお聞きして納得していただいてから行うことになります。

 

「あー、うちの子に当てはまるから一度利用してみたいな…」

と思われる方は、まずはお気軽にご相談くださいね。